前戯ナシの即ハメ派が7割

「前戯をしない男はダメ」とは昔から言われてきたことだが、なんと、イマドキの若い女性の間では前戯不要論が広まっていた。一体、なぜ?

前戯が重要という常識はもはや過去のものだった?

Q1・前戯と挿入どっちが好き?

  • 前戯…24人
  • 挿入…76人

Q2・どんな風に挿入されるのが好き?

  • 激しく犯されるように…25人
  • じっくりと優しく…21人
  • 淫語責めされながら…18人
  • Gスポットを突く…13人
  • 気持ちイイと言いながら…10人
  • その他…13人

セックスにおいて重要なのは、やはり挿入なのだが、前戯は一切不要だという極端な意見もかなり見受けられた。女は挿れるだけでも満足できるのか?

(20代女性100名を対象にインターネット調査)

もっと動物的に来いよ!肉食系女子が本音を暴露

「なんかさぁ、お手本通りのセックスする男って、つまらないよね~」
 これは本誌取材班が街頭取材をしていた際、耳にした女子大生の言葉だ。
 お手本通りとは、どういうことなのか。
「チューして、オッパイ舐めて、アソコを触ったら、入れるみたいな(笑)。『もっと動物的に来いよ!』って思っちゃうよ」
 ケラケラとハスッパに笑う彼女だが、意外にコレ、イマドキ女子の本音なのかもしれない。
 そう感じた本誌取材班はインターネットを通じて20代女性100名を対象に、ある調査を行った。
 それが右の円グラフなのだが、見ての通り、約7割の女子が前戯よりも挿入が好きと回答しており、
「正直、前戯されるのは嫌い。まどろっこいし、ネチネチと責められるのも気持ちが悪い」(25歳・OL)
「一番イヤなのは前戯にやたら時間をかけて『早く入れて』と言ったら、アソコが勃起していない。前戯で誤魔化しているんじゃないよと思いますね」(23歳・フリーター)
 挿入派が多いというよりも、前戯が嫌い。つまり、前戯不要論が20代女子の間で広まっていたのだ。

即ハメでイキまくり
雌の本能が開花する

強引に押し倒されて即ハメされた時にナカイキする

 前戯不要論が広まる背景には、男性の前戯下手が理由の一つでもあった。
「前戯が巧い人は本当に巧くて、トロトロにされちゃうんだけど、下手な奴はマジでヤバい。乳首の舐め方も荒いし、やたら指でつまんできて、痛いだけ」(27歳・OL)
「男の人の中にも前戯が面倒って考えている人が多いんじゃない? それが伝わってくるんだよね~。だったら、しなくていいよ、と冷めた感じで思っちゃう」(21歳・女子大生)
 前戯で気持ち良くなれないから必要がない。また、男性側にやる気が感じられないからしなくていい。そういう考えに陥っている女子がとにかく多いのだ。
 その一方で、こんな声も。
「酔っぱらってエッチしたとき、彼氏が問答無用に私を押し倒してきて、強引に入れてきたんですよね。なんか襲われている感じで、めちゃくちゃ興奮した」(22歳・女子大生)
「出会い系で知り合ったオジサンと夜の公園でシちゃったことがあって。その時、オジサンはほとんど前戯無しで、私の中に入れてきたから最初、ちょっと痛かったんだけど、イイところをオチンチンで突いてくれるから、初めてナカでイッちゃったんです」(20歳・フリーター)
 いわゆる即ハメで、女の快楽を得たという女子も多い。一体ナゼ?
 調べていくと、そこには、イマドキならではの20代女子の新セックス観が隠されていた。

前戯不要論の裏にあったセックス恐怖症という病

テクニックやソフトタッチはもう不要
情熱的に女体を舐めまくる前戯が最

好きな男性に性欲処理扱いされても喜んでしまうM的な女子が増えている事実

「もっと彼氏にも強引に迫って欲しいのに、いつも遠慮しているんですよね。セックスの時も私の身体を舐めながら『気持ちいい?』とか『そろそろ入れてもいいかな?』なんて聞いてきて、その瞬間、こっちの気分も冷めちゃうんですよね」(26歳・OL)
 草食系男子の急増よろしく、男が弱くなったと言われて久しいが、まさにソレ。
「女のコってなんだかんだいって、男性に支配されたいところがあるんです。でも、そういう男っぽい男子は滅多にいなくて、みんな、気遣いばかりする」(22歳・女子大生)
 前戯が嫌いというより、男らしく、情熱的に迫ってこない男性を嫌っているのだ。28歳の若妻はこんな秘密体験を聞かせてくれた。
「うちの旦那もすごく優しいんだけど、物足りないんですよね。エッチの時も興奮している素振りを見せてくれなくて、淡々と私の体を触って、入れてくる…ほとんど無言でヤルんです」
 そんな彼女は現在、40代の男性と不倫をしている。
「不倫相手の彼は旦那と正反対で、ホテルに入るなり、私に抱き着いて、激しくキスをしてくるし、すぐに硬くなったモノを入れてくる。乱暴なんだけど、腰の動きも激しくて、私は女として求められている感じがして、すごく幸せなんですよね。射精も早いんだけどね(笑)私の体でそこまで興奮して、気持ち良くなってくれたなら、嬉しいんですよ」
 女性は即ハメされるほど、自分が魅力的なんだと思えるのだ。むろん、それは性欲処理されているだけともいえるのだが、
「私は性欲処理にされても構わない(笑)。もちろん、好きな人にだけ、ですよ」(23歳・OL)
 という意見も決して少なくなく、いわば「M願望」の強い女性が増えているともいえるのだ。
 前戯に関しても同じで、
「一番嬉しいのは、オッパイやアソコを舐める時、変なテクニックとか駆使しないで、無我夢中でベロベロされることですね。私の今の彼は舌全体で犬みたいに、アソコをべろんべろん舐めてきて『お前のマン汁、美味しい、美味しい』とか言ってくれるから、気持ちいいし可愛くて仕方ない」(21歳・女子大生)
 つまり、前戯も男側が「お前の身体が欲しくてタマらない!」といったオスの欲情を丸出しにすれば、喜ばれるのだ。
 言い換えれば、そうしたセックスに情熱的な男性が減ってきているのだろう。

イマドキ女性の性心理を教えてくれた性カウンセラー

 匿名を条件に、性カウンセラーがこう話してくれた。
「今の若い男性は色んな意味で、女性を怖がっているんです。セックスにおいても『感じさせなきゃ』とか『丁寧にしなきゃ』という意識が強すぎて、巷に流れる女をイカせるテクニックを使ってみたり、ソフトタッチを心がけたりと、結局、女性を抱きたいという欲望が欠如しているんだと思います」
 前戯不要論とはズバリ、世の多くの女性が、男にもっと欲望丸出しに迫って欲しいという切実な願いでもあるのだ。
 今一度、我々男はオスとしての本能を取り戻すべき時なのかもしれない。

電マの時代は終わった?OLがハマる『クリ吸引バイブ』

クンニよりも電マの方が気持ちイイ

高価な物なら2~3万円もする。それでもネットのアダルトショップでは売り切れ続出中

 取材を進める過程で、前戯不要論が広まるもう一つの理由を本誌は発見した。
 それがズバリ、女性向けのアダルトグッズの進化だ。
「クンニされるよりも、自分で電マを使ってアソコを刺激したほうが気持ちイイ」(22歳・女子大生)
 つまり、オナニーで前戯的な快感(もっと言えば、前戯以上の快感)を得られるので、男の前戯は不要という結論に達しているのだ。
 そんな中、イマドキの女子の間で大人気のオナニーグッズが「クリ吸引バイブ」なるもの。その名の通り、クリトリスを吸引してくれるバイブレーターで、
「ネットで購入したんだけど、あれはスゴイ。吸引口にクリをハメて、スイッチを入れるとかなりの強さで吸い込んでくれるんです。あれは男性の舌では成せない技です」(25歳・人妻)
 吸引&振動もバリエーションが豊かで、あらゆる未知なる快感を与えてくれるという。
「電マとはまた全然違うんです。電マは強烈な振動で強制的にイカされる感じだけど、クリ吸引はクリの根っこからシビれる感じの気持ち良さがあって…正直、もう電マでは感じられない」(24歳・OL)
 ならば、男がセックスで女を責める道具として使っても良さそうだが、
「ダメでしたね。前に彼氏が使ってくれたけど、セックスって部屋を暗くしてるから、クリの位置が正確につかめなくて、吸引口にうまくハマらないんです。もうじれったくて『ちょっと貸して!』と彼から奪って、自分で当てましたよ。自分なら簡単にできるので」(28歳・OL)
 男そのものが不要論!?

クリを吸われる快感を覚えてしまうと、電マも男もいらなくなる!?