出会い系バーが盛況の理由は?

新聞の一連の報道によって世間では「出会い系バーとは一体どんな場所なのか?」という興味が盛り上がり、逆に出会い市場は活況を呈すようになったという。
そこで今回は出会い系カフェ・バーの他、様々な出会いスポットの最新事情を紹介すると共に、歌舞伎町のバーにも潜入取材を試みた!

その営業形態は様々!出会い系カフェ&バー

必要な軍資金は約3万円ほど

 一連の報道で火が点いた出会い系バーだが、その業種自体は決して新しいものではない。男性会員と女性会員の出会いを売りにした出会いカフェは2000年頃には既に開業しており、今でも同様の店は多数存在する。
 そのシステムは仕切り(マジックミラーやパーテーションなど)で隔てられた店内で男性客が女性を選んでトークルームで交渉、話がまとまれば店外に連れ出せるというものだ。一般的に入店料、会話料、連れ出し料などに料金が発生するので軍資金として予算1万円ほどの準備が必要だ。女性にもお小遣いを渡す必要があるので、実際には3万円ほどが相場といったところだろうか。
 言うまでもなく援交目的の男女が中心になっているため「素人女性とお話をして、運が良ければタダでヤレるかも」という考えだと、うまくコトが運ばない。
 かつては未成年援交の温床となっており、睡眠詐欺や女性への暴行などが問題となったが、2010年に風営法の改正で出会いカフェへの未成年の立ち入りが禁じられた。バースタイルで酒を提供する店は言うまでもない。中にはアヤしげな店も残っているようだが、未成年には手を出さないことをオススメする。

素人女性に紛れ中には風俗嬢も

 かくして未成年の立ち入りが禁じられた出会い系スポットだが、その客層は様々で、大まかには3つのタイプに分類される。
 まずはブラリとヒマつぶし感覚で入店した流しの女性客。出会い系バーは女性無料の店も多いため、ちょっとした空き時間には最適なのだ。レベル的にもそれなりに整った女性が多いのが特徴。彼女たちはそれほど困窮していないため、援交目当てでキャッチするのはやや難しいが、どうせなら大物を狙いたい。
 続いて援助相手を求めてやってくる女性たち。スマホを使えばいくらでも出会い系サイトにアクセスできる現在、あえて足を使って店までやって来て、そこで援助してくれる男性を探すケースは珍しい。その理由は「顔を見て選んだ方が安心だから」というものが大半だが、中には「住所不定でその日暮らしのネットカフェ難民やケータイを持てない貧困層」も少なくない。相場はやや安めなので、お小遣いも5000円程度から交渉可能だ。
 そして一番のクセモノが出会い系バーに紛れ込んだ風俗嬢だ。バーを風俗勤務の待機所がわりに使っているデリヘル嬢などもいるが、中にはバーが男性客を集めるためにサクラを仕込んでいる場合がある。彼女たちは交渉にもすぐに乗ってくれるし、お小遣いを支払えばホテルにもついてくる。ただしプレイ自体は淡白で、コトが終わるとすぐにバーへと戻ってくるのが特徴だ。同じ店に何度も出入りしている女性がいたら、それはサクラである可能性が高い。

連れ出した時に注意する点は…

 さて、出会い系カフェ・バーで交渉がまとまったら店に連れ出し料を支払って店外へ。ここから食事に行くのも、ホテルに行くのも自由だが、いくつか注意点がある。
 まず、彼女たちは店に管理されたプロの風俗嬢ではないため、馴染みの暴力バーに連れ込んだり、恐喝してくる美人局(つつもたせ)が紛れ込んでいても分からないという点。これを避けるには免許証やクレジットカードなどはロッカーに預けるなどして、必要以上の現金を持たないこと。
 またホテルに入った時にも財布を持ち逃げされる危険があるため、必ず自分の目に届くところに置いておくか、女性から目を離さないようにしたい。素人は時としてプロよりも怖いのだ!

キモチよく射精して寝入ったところで財布を持ち逃げされてしまった…なんてことも!

バー以外にもある噂の出会い系スポット

カタログの中からお似合いの女性を紹介してくれる婚活居酒屋

 最近、出会い系カフェ・バーを凌ぐ勢いなのが「相席居酒屋」だ。男性、もしくは女性の二人組で入ると、同じような異性の二人組とカップリングしてくれるというシステム。初対面の相手と一対一にならずにすむので、女性にとっては安心感があり、最近では若い女性が増えている。
 また、さらに進んだ「婚活居酒屋」では、店内に入ると婚活目当てで来店した異性とマッチングしてくれる。中には用紙に自分のプロフィールを書いて婚活登録をしておくと、後日、店が主催する婚活イベントに参加できることもある。やや女性の年齢層は高くなるが、一夜限りのお付き合いではなく、本気の婚活が目的ならこちらがオススメだ。

堅苦しい婚活パーティは相対的に下火に