永作博美似の美女がバラの香りとともに 

 この情報はネットの風俗掲示板から仕入れた。世田谷区に3Pの風俗エステがある、と。店のホームページには090から始まる携帯番号が記載されていたので、とりあえずかけてみた。
「はい」
 妙齢の女性の声だ。
「ホームページを見ました…」と告げると
「当店のご利用は初めてですか?」
 女性は途端に明るい口調で、店の説明を始めた。
 要約するとやはりエステで、女性2人がかりでいろんなトコロを触ってくれるとのこと。料金は60分で2万円。当日予約は不可。
「本番はできますか?」
 ストレートに聞いた。
「気持ちイイコトをしてさしあげます」
 女性は何の躊躇もなく、こうスラリと言った。やはり間違いない。裏風俗だ。
 指定された駅は世田谷区の高級住宅街がひしめく一帯。駅から再び電話。道案内を受けながら進んでいくと、そこは高級マンションの一室だった。3LDKほどの広さで、バラのような香りが漂っていた。
「こちらへどうぞ」
 玄関先で出迎えてくれた30代半ばと思しき美熟女が部屋の奥に案内する。永作博美に似たタイプだ。
 奥の部屋に入ると驚いた。日中であったが、遮光カーテンで日差しは完全に遮断されており、大きな花の形の間接照明のみが、部屋に置かれたダブルベッドを浮かび上がらせていた。
「服を全部お脱ぎになられて、お待ちくださいね」
 永作似はこういうと一度、部屋から出ていく。
 全裸になったところで、永作似ともう一人。まだ20代後半と思える美女が入ってきた。こちらは柴咲コウ似、といったところか。
「では始めますね」
 記者はベッドにうつ伏せとなり、エステという名のマッサージを受けた。二人の女性はすでに下着姿だ。

顔面騎乗と騎乗位を繰り返す淫靡な3P

 永作似が上半身、柴咲似が下半身を担当し、同時に記者の肩や背中、太ももやふくらはぎを揉んでくる。アロマオイルを使っており、バラの香りが部屋中に充満する。
「ここは2人だけ?」
 さりげなく尋ねてみた。
「そうですよ。だから事前に予約していただかないと回らないんですね」
 とほほ笑むように話す永作似。さらに世間話をする中、この部屋は永作似が賃貸目的で購入した部屋で、柴咲似は近所に住む主婦仲間とのこと。
 続いて仰向けになり、マッサージを受ける。ここからがお色気サービスで、二人は記者の乳首を始め、太ももをそっと撫でたり、耳もとに息を吹きかけてくることも。当然、肉棒は硬くなっていた。
「ウフフ、逞しい……」
 永作似が柔らかい手で握ってきた。思わず声を出すと、ずっと無言だった柴咲似が顔を間近に近づけて、いきなりキスをしてきた。ヌルッと舌を差し込むディープキスで、薄明りの中で目を閉じた美人妻を見た時はゾクゾクした。やがて、生暖かい感触にペニスが包まれた。永作似がフェラをしてきたのだ。と同時に、柴咲似は下着を脱ぎ、
「舐めてくださる?」
 やや顔面騎乗気味に、かぐわしい香りの秘部を差し出してきた。導かれるように舌を出して、割れ目を舐める。
「ああっ、いい……」
 艶めかしい声が響く。懸命にクンニをしている最中、肉棒にゴムを被せられていることにも気づく。
 最初は永作似だった。騎乗位となり、魅惑の穴に吸い込まれていく。
 あまりにも淫靡な空間に記者は終始、夢の中にいる心地だった。その後、永作似と柴咲似が入れ替わり、再び、顔面騎乗と騎乗位。
 二つの穴を交互に味わう体験も初めてで、記者は興奮と感動の渦の中、発射したのは言うまでもない。
 プレイを終えた後、ハーブティまでご馳走になった。
「どうして、この店を?」
 これだけのセレブだ。金目的ではないだろう。
 永作似は笑いながら当たり前のようにこう答えた。
「もちろん、欲求不満の解消? ねえ?」
 柴咲似も隣でウンウンとうなずいていた。