オジさんがモテるって本当ですか?

オジさん人気が婚活市場で急騰

 昨今、出会い系や婚活ビジネスといった場においては、オジさんの売り手市場となっているのをご存知だろうか?
 これまでは「高学歴・高収入・高身長」という定番の三高を条件に、若い男を狙っていた独身女性たち。だが実際にそんな好条件の男たちは既に売り切れになっており、目先を変えるしかない。そこで中流層のオジさん株が急激に上がっているのである。
 そもそも収入面においては全世代の貧困化が進み、もはや人並みの生活が送れればそれだけで合格点。また若い男たちにはヤリ捨てされる恐れがあるため、出会いに対して真剣なオジさんの方が婚活女性には歓迎されているという。最近ではそれを逆手に取って「婚活市場で女性をヤリまくっているオジさん」も存在するほどだ。
 また離婚率の上昇もあり、現代では3組に1組の夫婦が離婚している。バツイチのオジさんも決して珍しいものではなく、また同様に離婚経験のある女性にとっては負目を感じることなく付き合えるため、ここでもオジさんには一定のニーズがあるのだ。

マニアック化と草食化する若者

 もうひとつ近年の若い男性を語る際に忘れてはならない現象が「草食化」だろう。おっとりとして優しいが、恋愛に対して積極的ではない草食男子たち。それだけで女性にとっては興味の対象外になってしまう。
 その一方で、セックスに対しても貪欲だが、頭でっかちなマニュアル主義で、オタクっぽい若者たちも急激に増えている。
「セックスに興味がなさそうな男が増えたけど、たまにヤル気になって声をかけてくる男は変態みたいなのしかいない」という二極化によって、若い女性は同世代に対する興味を失いつつある。
 これは一般的な恋愛に関してだけではなく、風俗業界も大きな影響を及ぼしている。現在、風俗を利用する男性の年齢層は次第に高くなってきており、風俗嬢たちもオジさんに対する嫌悪感は全くと言っていいほど持っていない。以前は「若い男にはサービスするが、オジさんにはマグロ」なんて嬢はいくらでもいたものだが、もうオジさん客を抜きにしては風俗嬢は稼げないのだ(笑)
 そしてオジさんたちのセックスは若い頃と比べるとパワーこそ落ちているが、女性の身体の扱いに慣れている。強引な手マンをしたり、ただただ激しいピストン運動を繰り返すだけの若いセックスは女性には敬遠される。丁寧でねっとりとした前戯と、ツボを押さえつつも激しさを控えめにした挿入、そして時として若い男では知らないようなベテランのテクニックを見せれば、それだけで女性たちも満足してくれるのだ。

モテない中年にならないために

若い女性に受けるセックスをするためには優しい愛撫が必要不可欠

 ここまではオジさんにとってのプラス材料を並べてきたが、もちろん全てのオジさんがモテるわけではない。そこには守るべきいくつかの注意点、改善すべきポイントが存在する。
 まず単純に金払いの良さである。これは素人女性とのデートの際でも、出会い系で知り合った女性へのお小遣いでも、風俗嬢に手渡すチップでも同様だ。金払いは年齢には関係なさそうだが、やはりオジさんが金をシブっている姿はどうにも情けない。援交などで交渉する際も、最初に自分の中での限度額を決めておいて、そこを超えるようならサッと引くこと。頑張って値切ろうとしても、その後のプレイはつまらないものになってしまう。
 次いで肉体面におけるマイナス要素。まずは中年にとっては切っても切れない加齢臭の問題。不規則な生活習慣や偏食、高血圧が原因だと言われており、生活を改めることを心がけたい。また加齢臭は耳の裏、襟足、肩、背中の辺りから匂ってくるので、そこは風呂場でも念入りに洗うこと。
 もう一つがペニスの勃起不全、中折れ問題。勃起薬を使うことで改善できる部分もあるが、精神的な原因によるものも多い。勃起しないからと焦ると悪循環に陥ってしまうので、その場合は開き直って、後戯を念入りにするなどして女性を満足させたい。
 若い女性がオジさんが求めるのは、良い意味でガツガツとした肉食性と、引くべきところではスッと引くスマートな一面。相反するようだが、これを併せ持つのは決して難しいことではない。