地元妻を紹介するポン引きおばさん

ロシアンがいる本番店がなくなっていたのは寂しかった

 名古屋駅から地下鉄に乗り換えて5駅。今池駅で下車して地上へ上がると、商店街と風俗街や飲み屋街が混在した不思議な空間が広がっていた。
 飲み屋街では酔客とたくさん擦り違って、名古屋の景気を肌で感じた。
 風俗街では、小さなピンサロの前でおじさん客引きが手招きした。
「どう? ちょっとヌイていかない?」
「本番があるなら遊ぶけど」
「それなら中国人とかじゃないと無理だよ」
 おじさんはマンションの一室で営業している中国エステを言っているものと思われた。
 小さな折りたたみイスに座ったおばさんは、記者をジッと見つめる。
 しかし、声はかけてこない。
 何か臭うぞ。そう思って話しかけることにした。
「ひょっとして、前に女のコを紹介してもらってないかな?」
「あーあ、紹介した。思い出したよ」
 ココからは話が早かった。
 おばさんはポン引きで、近くの大型駐車場に囲っている女のコを待機させていた。待機していたのは3人で、みんな三十路。普段着で化粧っ気もない。その中から1人を選んでホテルに向かった。
 33歳の容子さんは人妻で、旦那に内緒の借金返済のために働いていた。部屋で2人きりになると、借金を返すために嫌々ながら働いていると言っていたクセに「しゃぶらせてぇ」とズボンを下ろすなり肉棒を咥えてきた。
 指マンしながらディープキスすると、人妻はギュッと抱き締め「挿れて」と求める。正常位で愛し合うと「旦那よりずっとイイわ」と歓喜の声を上げて瞬く間に昇天した。

人妻らしい所帯染みた感じがイイと常連客が頻繁に訪れていた