

こじんまりとした店が密かに佇む
和歌山市の歓楽街からテクテク歩き、大門川を越えて北へ向かうとやがて国道24号が見えてきた。
最寄駅の紀和駅からだと徒歩で3分ほどの場所に天王新地と呼ばれるちょんの間があった。
錆びだらけの大きな門は今にも倒壊しそうで心配だ。その門を通り抜けたら、目の前にはまるで昭和30年頃で時が止まったかのような光景が広がっていた。
長屋が並ぶが、人気がない。所々から灯りが路地へ漏れていた。その灯りの出所がちょんの間として営業していた。
元々は青線だった場所なので色町としての歴史は古いが、遊べるコたちも年季が入ったコばかりだ。
取材では街の写真は必須だ。全く人がいないので不用意にカメラを手にした瞬間、背後から怒鳴り声が聞こえてきた。
「ココは写真撮ったらアカンで」
50代らしきおばさんのもの凄い剣幕に一旦その場を離れ、間を置いて再びちょんの間へ赴いた。
天王新地では、客引きするやり手ババアのいる店といない店が入り混じっていた。
やり手ババアのいない店だと、女のコは客が少ないので、テレビを見ながらくつろいでいる。まるで自宅にいるかのようだ。
ピンクの照明が卑猥なちょんの間を覗くと、ココではまだ若い部類に入る30代の熟女が誘ってきた。
「もう店を閉めてまうけど、その前に寄ってく?」
「まだ夜の10時だよ」
「もうお客さんおらへん時は早く閉めるんよ」
おばさんに怒鳴られたばかりだったので、商売っ気のないほんわかした熟女に魅せられ遊ぶ。
黒髪がとても綺麗だった38歳の聡美さんは、ヤリ部屋に入ると豹変した。いきなり布団へ押し倒すとディープキスをした。
「生理前やからムラムラしてるの」
指をオマ●コへ這わせると、既に蜜壺はグチョ濡れだ。熟女の好きな騎乗位で愛しあうと、クリを擦り付けるかのようにして腰を振る。下から勃起棒で突き上げたら、女体の全身に鳥肌が立つ。
「あん、あーん、もうダメッ」
熟女は胸元に崩れ落ちるや、しばし放心状態になっていた。
