歌ってスッキリついでに性欲も解消

大きな歓楽街から地方の駅前まで、ありとあらゆるところに存在するカラオケボックス。最近では人妻たちの出会いスポットになっているという噂が…?


昼カラオケに夢中になる人妻たち!

すっかり国民の娯楽として定着したカラオケ。年々その店舗数は右肩上がりに増えていたのだが、近年の不況もあって、ここ最近では店舗数・売上とも激減の傾向にあるという。調査によると、ピーク時の3分の2まで落ち込んだとの報告もある。
不況で売上の落ちたカラオケ業界だが、なんとか客足を取り戻そうと店側も新しいサービスを打ち出している。たとえば最近では歌を歌うばかりでなく、映画やアニメのセリフを映像に合わせて演じる「アフレコ」を楽しむ機種も登場。これは好きなものにはお金をとことん注ぎ込むオタク層をカラオケに呼び集めようという趣向だ。
また、あらゆる用途に合わせ、ステージのついたパーティールームがあったり、パスタなどの食事にデザートが付いて3時間歌い放題などの「ランチセット」も好評だ。チェーン店でも会員制をとるなど、安いだけではないサービス提供が求められている。


主婦友で集まってのランチも、ファミレスよりもカラオケ派が急増中


そうして新しい遊びとして定着した「カラオケランチ」だが、その主役は奥様たちだと言われている。ある調査によると、主婦がカラオケに行くのは、「家族と」行くのが4割、「同性の友達と」が4割といわれている。当然、飲み会の流れや深夜に行く従来のユーザーとは違うニーズがあるだろう。
ここに業界が注目し、多くのカラオケ店が、ランチメニューなどを充実させるようになってきたのだ。
また、若いころカラオケに熱中した世代が、現在は主婦となっている点も見逃せない。これらの背景があって、「昼カラ」する奥様たちが秘かに増えているのだ。


カラオケの楽しみ方も多様化。その中で人妻サークルにコンタクトを取ってみると…


昼カラ奥様が店を選ぶ時の条件とは?

「そうしたら、お店のイメージが全然違っててビックリ。受付フロアからして、ラブホテルみたいな派手な内装だし、食事のメニューも冷凍物や乾きものばかりじゃなく、オシャレなサラダなんかもあったりして」
明るく様変わりしたカラオケ店に、彼女はすっかりハマってしまった。それからネットで仲間を募集し、昼カラサークルを結成。
「最初はカラオケランチして楽しんでたんだけど、そのうち物足りなくなってきて。そのとき気がついたのが、託児サービスでした」
最近のカラオケ店では、すぐ飽きてしまう子供のために、キッズルームなどを設けている場合も多い。そのなかには、時間決めで子供を預かってくれるサービスまであるのだ。
「ダンナから解放され、子供からも解放されたら、今度は思いっきり羽を伸ばそうってなって。近くで遊んでいる人たちを出会い系サイトで探して、話が合えば合流して一緒にカラオケするんです。どうせなら男性もいたほうが盛り上がるだろうってことで」


美智子さんたちは携帯の出会いサイトを利用してカラオケ合コン相手を見つけているという


しかしそこは大人の男女。盛り上がればアルコールも入り、乗りが合えばそのまま不倫ということも。
「ホテルで歌い直そう、みたいなことはあります。でも不倫とかそういうんじゃなくて、あくまでつまみ食いですね。カラオケで思いきり歌ってると、不思議と勢いがよくなっちゃうみたいなところはあるかも」
なんと主婦同士でカラオケを楽しむ会が、いつの間にか不倫同好会になってしまうというのだ。あまりの腰の軽さに、さすがの捜査員も呆然。
どういう所に行けば昼カラ奥様に会えるのか聞いてみた。
「やっぱり料理だとかキッズルームの施設が充実してる店。そうなると、有名チェーン店のほうが多くなってきちゃうかな」
昼カラ奥様たちが店に求めるのは、「料理がおいしい」「店内がきれい」「子供を遊ばせられる」といったポイント。これらを満たしている店が、人妻サークルの集まる店だといえるようだ。
ちなみに、主婦がカラオケ店を利用する時間帯は、午後1~5時が一番多く、次いでランチタイムの12時台となっている。この辺りからも、昼カラ奥様の攻略法が見えてくるようだ。
「結局、夕飯の支度までに帰れればいいんです。だからあまり遠くには行けないけど、近所のカラオケなら気軽に遊びに行きやすいというのもありますね」


美智子さんいわく「男性だけでカラオケサークルを作って、人妻サークルと交流するのもいいと思います」とのこと