今年もいよいよ海水浴シーズンが到来した。海といえば、海の家に客を呼び込む水着ギャルの姿も眩しいが、トンデモない裏サービスがある店が存在するというタレコミが!?

親しげに声をかけてくる客引きの女。そんな中にエッチなサービスをしてくれるコがいるというのだが、噂は本当なのだろうか?

読者からの怪しい報告で調査開始

開放的なビーチでセックスオプション

夏といえば海、そして青い空。砂浜では、彩り鮮やかなビーチパラソルの花が咲き、小麦色の肌をした水着ギャルが笑いさざめく。
だがなにより、ひと夏のアバンチュールを求めて人は海へ行く。ビーチには、そんな男女の欲望が渦巻いているのだ。そんな折、読者から一通のタレコミが寄せられた。
「今年も海水浴の季節ですが、実は昨シーズンすごい噂を耳にしました。とある海水浴場で、なんと呼び込みギャルに誘われてエッチできる海の家があるというんです。その話が本当で、今年もあるなら行きたいのですが、その前に真相を確かめてみてください」
というわけで、さっそくタレコミをくれた読者に電話で詳しい話を聞くことにしたが「噂は友人から伝え聞いた話で、正確にどこのビーチかは分からない」とのこと。
全国に海水浴場の数は多い。例えば首都圏からのアクセスが便利な千葉県では九十九里浜が有名だが、その千葉だけでも75ヶ所が数えられ、毎年300万人以上の人出があるのだ。
これでは埒が明かない。依頼人は中部地方在住だが、もう少し手掛かりとなるような情報はないのか。電話口でさらに訊ねてみると「近隣でも大きな海水浴場だとは聞きました。確か、ずいぶん早い時期だったような気がします」と答えた。

噂の店は中部地方の某海水浴場

海岸通り沿いには海の家の呼び込みが立ち並ぶ。これも夏の風物詩だ

他にもいくつか断片情報を得て、改めて調査をしてみると、中部地方の某県にある、U海水浴場がそれらしい。年間40万人もが訪れる大ビーチで、6月中には海開きする。他の情報もココがアヤシイと指し示していた。
こうなれば現地に行って確かめるしかない。編集部員が海水浴客を装って、潜入捜査を決行することとなった。

現地に着いた記者は、民宿に荷物を降ろすと、さっそくビーチへ。遠浅の海岸は、白い砂浜が2キロあまりも続く。水質もきれいで青く、周りも自然豊かでまさに絶景だ。海の家も、すでに30軒ほど出ているだろうか。
しかし、まだ夏休み前だったせいか、訪れる海水浴客は少なめ。家族連れがいるのと、休みの早い学生の姿が散見されるばかり。試しに若い男性を選んで聞き込みしてみるが、ネタらしいネタはつかめなかった。
こうなれば、当たって砕けるしかない。まだ水着にも着替えていない記者は、おとり作戦を実行することにした。
方法は単純である。着いたばかりの海水浴客を装い、海の家の前をウロウロして、向こうからアプローチがあるのを待つだけだ。このように方法は単純だが、勝負は一瞬。判断を誤れば、無駄足を踏むことになる。事は慎重さを要した。
見た目も大きさもとりどりの海の家。捜査員は水着を抱えてその前を行ったり来たりするが、なぜかなかなか声をかけてもらえない。男1人なのが怪しいのか、それとも慎重さを優先して間合いを取りすぎているのがいけないのだろうか?

噂のヤレる客引き嬢をついに発見

初夏の陽射しは厳しく、砂浜の照り返しもあって流れる汗が止まらない。1時間ほどして、いったん出直そうかと思った矢先、ある水着ギャルに声をかけられた。
年齢は20代前半、茶髪を後ろに束ね、ビキニの上にパーカーを羽織っている。肌はこんがり小麦色。典型的な海の家の呼び込みギャルだった。
「お兄さん、さっきも前を通ったでしょ。かき氷でも食べていってよ」
いかにもビーチ独特の、というか馴れ馴れしい口調だが、記者の目はごまかせない。彼女の態度にはどこか必死さを押し隠しているようなところがあった。

売上ノルマのため裏では肉体営業?

しかし、さらなる確証が欲しい。そこでわざと優柔不断な態度を見せると、彼女は裕子(仮名)と名乗り、ノルマがあることを告白した。泣き落としのつもりだろう。これは怪しいと睨み、最終確認のためのカマをかけてみた。
「そんなに言うなら使ってもいいけど、どんな良いことがあるの?」
緊張の一瞬。しばし考え込む彼女をじっと見つめる。すると、やがて彼女は周囲を伺うような態度で声を潜め「特別なシャワーサービス」と言うではないか。ここで間違いない、記者は確信した。やはり本物の情報を得るには足と経験がものをいう。
それから彼女の後について海の家に入った。中はそれほど広くはないが、南国風に飾られている。座敷に客は家族連れが1組、ラーメンをすする姿が見られるばかりであった。記者はそのまま裕子さんに案内され、小屋の裏のシャワー室へ。他に使っている客はいなかった。

海水浴客を呼ぶのなら何でもアリ

狭いシャワーの個室の中で合体!

シャワーは個室になっているが音漏れするため、そばを人が通るたびにスリル満点

彼女は一緒にシャワーの個室まで入ってきた。板で仕切られ目隠しされてはいるが、上下は覗こうと思えば覗ける。
「バレたらマズイから、声は出さないでね」
そして彼女は慣れた手つきでパーカーを脱ぎ、記者の服にも手を掛けた。どちらからともなく唇と唇が重なる。こちらがビキニの中に手を入れても、抵抗する様子はない。
かなり忙しくはあったものの、濃厚な愛撫の後、立ったまま合体。声を出すなと言った彼女自身が、下唇を噛んで堪える姿がタマラずフィニッシュした。
事後、記者は身分を明かし、彼女の仕事の後に待ち合わせ、話を聞けることになった。
話によると、彼女は店長の立場にあり、運営と売り上げの一切を任されていた。ノルマというのは、それを指していたのだ。
「でも、呼び込みにも暗黙のルールがあって、自分の店の前でしか声がかけられないんです。だから、どうしても場所によって有利不利があるんです」
シーズン中に勝負を賭ける海の家。各店メニューやサービスに工夫を凝らしているが、やはり最寄り駅や駐車場に近い立地のほうが客が集まるという。
「それに一昨年くらいから海水浴客自体が減ってしまって、女の子たちのアルバイト代を出すのも大変な状態。それで少しでも売り上げを伸ばそうと、あんなことを始めたんです。ビーチ側にバレたらマズイから内緒ですけど」
若いのになんという責任感の強さ。不況の世の中、文字通り身を挺して店の経営に勤しんでいたのだ。誘惑がいっぱいの夏のビーチ。夏の思い出を作るなら、今がチャンス!?

海の家の利用者は年々減少傾向に…

近年は夏の過ごし方が多様化して、海の家の利用者が減少している。ある調査によると、夏のレジャーで最も多く挙がったのは花火見物。次いで国内旅行、ドライブ、帰省と続き、海水浴は10位にランクイン。夏といえば海水浴、というのは過去のイメージなのだ。

昨今のなるべくお金をかけないようにという傾向が表れているようだ