SEXも立派な有酸素運動

体を動かして気分も高揚し発情する身体

「ジム内でのお客さん同士の交流は凄いですよ。とくに中高年の男女は出会いを求め、通っている感じです」
こう語るのは、都内の某スポーツジムで働くインストラクターだ。
スポーツの秋は、ダイエットや筋トレ目的で、ジムに通う人も急増する。ところが、トレーニングそっちのけでナンパに精を出している人も少なくないそうだ。
「マシーンの順番待ちの時などに、男性が女性に話しかけて、仲良くなるんですね。女性のほうも身体を動かしているせいか、気分も高揚していて、見知らぬ男とも和気あいあいと喋ってしまうようです」
確かに街中でナンパするより、ずっと声をかけやすい環境なのだろう。
そこで記者も以前に入会したものの、まったく足が遠のいていた某ジムに久しぶりに出向いてみた。
むろん狙いは人妻。バイクにまたがり、有酸素運動をしている30代半ばの奥様の隣にバイクに移動した。
10分ほど漕いで、隣を見ると、首筋まで汗を流している奥様。なんだかエロい。
こちらの視線に気づいたのか、彼女が見てきたので、
「こんにちは」
と軽く会釈すると、彼女もニッコリ。
「すごいですね~。もう30分以上やっているんですね」
彼女のバイクに表示される時計を見て、記者が話しかけると、
「20分以上は漕がないと、脂肪が落ちないと聞いたので。ウフフ。でも、本当に効果あるのかしら」
ハァハァとエロい息遣いで、やたらと話してくれるのだ。これは本当にイケるかも。そう考えた記者は、
「僕は運動した後のビールが飲みたくて、通っているんです」
「美味しいですもんね~。私も飲みたくなります」
おいおい、素晴らしい展開ではないか。
「良かったら、どうです? この後」
一気に勝負に出た。
「あ~。ごめんなさい。今日は旦那が早い日なので。でも、大丈夫な時もあるんで。また誘ってください。私、大体、火曜日と木曜日のこの時間帯にいるので」
とさすがに会ったばかりの日は難しかったが、後日、再び彼女とジムで会った時は、ジムを終えたあと、ホテルで気持ちイイ汗をかいたのは言うまでもない。

医学的には筋トレは男性ホルモンの分泌を旺盛にさせ、女性も性欲が高まるという